2014-vol.1「田牛 大根」

同行者が磯釣り初心者、そして睡眠ゼロ出発というのが恒例行事になってきてる(笑)

睡眠は磯で寝ればいいから何とかなるものの、初心者にそれなりのメジナを釣らせるのは至難の業。

さらに今回の初心者(会社の同僚)はノリで行こうじゃなく、「磯釣りででかい魚釣ろう」！が趣旨だし、釣行1か月前からタックル選びをしてたくらいだから責任重大。

シマアジを釣りたくて船長に横根希望を伝えたが、沖は前日からのウネリが残ってるみたいなので大根に乗せてもらった。

いまは下りだけどこれから上りに変わるから(大根は下り潮で狙えるポイントは限られる)、との船長の言葉を信じて沖向きに釣り座を構えたが、常に波が足下を洗う状態で仕掛けにも悩んだ。

この辺では1号、2号ウキ、オモリで強引に沈める釣りもやるみたいだけど、そんなタックルは持ってるわけないので逆に0ウキにハリのチモトにガン玉を打ってハリから強制的に沈めて流すも魚信なし。

こういう時はなにをやってもダメなのでメシ食ったり、持ってきたハンディカムで動画撮ったりして遊んでると昼過ぎぐらいになってやっと上り潮が20メートルくらい先に入りだした。

足下の大サラシにミチイトを取られないようにラインコントロールしながら流していくとハナレ手前の根のうえに仕掛けが差し掛かった。

すると馴染んで30センチくらい沈んでいたウキが消し込み、アワセるとまずまずの重量感！ヤリトリ1分くらいであがってきた魚はクチブトの43センチ！

狙い通りのクチブトっていつどれだけ釣っても嬉しい。

「たも〜！あ〜！たも〜！」とか変な声でたし、頭にオキアミ付いてるけど(笑)、同僚の前でなんとかカッコがついた。

が、ここで俺だけ釣って終わるとなると確実に磯釣りやめるだろうなーと。

サラシ対策のラインコントロールだけ教えて、さっき釣ったクチブトの写真撮ってると、「yu-ma〜！きたーー！！」「マジか！！」「あ！いやバレた。」「地球釣った。」「いやいる！」「お！メジナじゃね！」「そっちやばい！竿立てて！」「うぉわー！」

本当、魚掛けてる時って余裕なくなるんだよな。魚とヤリトリしながらタックルの解説するプロって改めて凄いと思う。

無事タモに収まったのはクチブトの29センチ！初めての磯釣りではまぁまぁじゃないでしょうか。

いや、自分のメジナ以上に嬉しい！

集合場所(手石港)を間違えて田牛港に行ったり、ひがし丸出港してから5分後に着いたり(二便やってくれた)、なんとなくダメな気がした今回の釣行だけどいい意味で期待を裏切られた。

次こそ横根でシマアジ釣ってやる！

↓↓おまけ↓↓